補聴器はいつから使い始めたらいいの?(その2)
前回の記事、「補聴器はいつから使い始めたらいいの?(その1)」では、聞こえのかんたんチェック項目を使って、ご自身の聞こえのチェックをしてみました。
テレビの音量が大きい、後ろから呼ばれても気づかないことがあるなど、特に加齢による難聴は、ご自身ではなかなか気づきづらいと言われています。
調査※によると、日本では約10人に1人が難聴を自覚しており、さらに、75歳以上になると約3人に1人まで増加します。
※引用:日本補聴器工業会 JapanTrak2022
https://hochouki.com/files/2023_JAPAN_Trak_2022_report.pdf
個人差はありますが、一般的に聴力は30歳代から徐々に低下していき、高い音から聞こえにくくなる傾向があります。
例えば、こんな聞き間違いはありませんか?
〇 佐藤さん → ✕ 加藤さん...?
〇 1時 → ✕ 7時...?
〇 広い → ✕ 白い...?
これは、聴力の低下により母音に比べ、子音が聞き取りにくくなることが原因の一つと言われています。
(その3に続く)